勘違いオヤジにうんざり
先日、某ショップにあるものを買いに行った時の話。
そこの店員(オーナー店長)が、トンデモない人だった。
思い出すとだんだん面白くなってきたので、ここで紹介したい。
ショップを経営していたり、勤めている方には反面教師として決して見習わないように(そんな人いないと思うが・・・)
・プライベートなことをドンドン聞いてくる。
「どちらからお越しですか」
これは、だいじょうぶかな。
「お仕事は?」
商品とはあまり関係ないけど、まぁ世間話の一つかな。
「そこにお住まいだとすると、高校はどこですか?」「私は、〇〇高校です。」
「あっ、△△高校ですか。」「大学はどちらですか。」「私は、XX大学です。」
いやいや、そんなことまでどうでもいいでしょ。
同窓生でもないのに。
・人のプライベートを聞いてくるが、結局は自分の自慢話に持っていく
「学生時代、スポーツは何かやってました。」
はぁ、特に何も。
「私は、高校はラグビー部でして」
「ずっと、ラグビーやっていて勉強しなかったんですがね。」
「3年の夏から追い込んで大学入りましたよ。」
「今でも、胸囲は1mあるんですよ。お腹も出てないでしょ。」
「私、いくつに見えます。」「実は、60超えてるんですよ。」
「それにね、アメリカの大学にも留学していたんですよ。」
「サンフランシスコにね。」
いやいや、自分の話がドンドン進んでるけど。目の前にある商品の説明は?
・他の店の悪口・噂話がいっぱい
「どこか、他の店にも行きました?」「◯◯に行った?」
「あそこは、ダメですよ。店員が素人ばっかりだ。」
「△△店?」
「あんなとこ! 流行っているみたいだけど、なんであんな☓☓の店に行くかな」
そんな、訴えられるぞ。
「うちの店はいいですよ。なにせ私が選んで仕入れているんだから」
「(頭が良い)この私が仕入れているんですから」
頭がいいって、自分で言うのね。
・他のお客さんも容赦なし
「この前来たお客さんなんかね、神戸から来てね、△△大学出て小学校の先生やっていて、奥さんも小学校の先生で。」
「確か、〇〇小学校って言ってましたね。」
あの~。その人とは会ったこともないんで、そんな情報いりませんけど。
・なにかを勘違いしている。
「うちの店に来るお客さんはね、高学歴の人が多いんですよ」
「この間なんか、K大学の大学院出た人とかね、O大学出た人が来ましたよ。」
「やっぱり、頭のいい人はいい店を分かるんですね」
いや、勉強ばっかりしているから世間知らずじゃないの。こんな店に来るって。
じゃあ、少し考えてから出直してきます。と、店を出てきたんだが。
出口のところでスマホをいじっていたら、店の中で何か大声で喋っているのが聞こえた。
よく聞き取れなかったが、「金持ってない」という言葉ははっきり聞こえた。
こっちのことなのかは、分からない。しかし、客が帰った後にすぐ大声で喋るとそう思うわな。
腹が立ったけど、思い出すと笑ってしまう勘違いオヤジだった。
そういえば、年齢を言ったときに「若いですね。」と驚いてみせたら
なぜが奥の方から、かすかに笑い声が聞こえた気がした。